Vol.29
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歴史と湯のまち山鹿
山鹿灯籠まつり「千人灯籠踊り」
山鹿は、菊池川水運の中継地であるとともに、豊前街道を軸とした交通の要衝で、江戸時代には参勤交代路にある温泉宿場町として栄え、明治時代に建設された芝居小屋「八千代座」のほか歴史的建造物が多く存在します。また、「山鹿灯籠まつり」などの祭礼や伝統芸能が数多く継承されています。他方、稲作文化が発達し、8世紀の条里制遺構が残る水田では現在も営農が継承され、その近傍には7世紀に築かれた古代山城「鞠智城跡」が存在。1,200年前に京都から分社した「松尾神社」や条里制水田内にある「釣棚跡」と呼ばれる御旅所では伝統的な「遷宮祭」が受け継がれています。