Vol.29
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藩政期、明治・大正、近代の建物と暮らしが調和する街
さくらが弘前城天守や櫓を覆い隠すように咲き乱れ、笑い声が長い冬に終わりを告げる
弘前市は、津軽の統一を成し遂げた藩祖津軽為信がこの地に築城を計画し、まちの礎を築いて以来、約400年に及ぶ歴史をもちます。岩木山に代表される豊かな自然資源や、弘前城を始めとした藩政期の歴史的建造物、明治・大正期の洋風建築など多くの地域資源が各時代の趣を伝えながら調和し、歴史的な街並みを形成しています。史跡である弘前公園で行われる「弘前さくらまつり」は、重要文化財の天守、門、櫓や2,600本の桜を背景に開催される大正期から続く伝統行事であり、今では毎年200万人を超える花見客で賑わいます。