Vol.29
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「水の都」・「神々の国の首都」松江
日本三大船神事の松江城山稲荷神社式年神幸祭「ホーランエンヤ」。船飾りや衣装、櫂(かい)の1本に至るまで伝統技術が息づく
地名の由来は、慶長16(1611)年堀尾吉晴が亀田山に城を築き、白潟・末次の二郷をあわせて松江と称したことから。江戸時代に城下町として栄えた松江は、松江城を囲む堀川、斐伊川水系の宍道湖・大橋川・中海、そして日本海と、豊かな水辺の景観に恵まれ「水の都」とも形容されます。また、明治時代の文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、「神々の国の首都」と表現。「ホーランエンヤ」や「鼕行列」など、さまざまな神事や伝統行事が受け継がれ、人々の暮らしの中にも古くからの文化や風習が残っています。