Vol.29
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宇治川に平安王朝の風雅を伝え宇治茶香るまち
平安の伝統を受け継ぐ宇治川鵜飼
山間から流れ出す清流宇治川と山並みが織りなす美しい自然に恵まれた宇治は、平安時代に貴族の別荘地として栄え、まちが発展しました。世界遺産「古都京都の文化財」に登録される平等院・宇治上神社は、平安王朝美を今に伝える文化遺産です。古式ゆかしい祭礼や宇治川鵜飼も平安の伝統を受け継いでいます。町の通りには、中世に興隆した宇治茶を商う伝統的な茶商の家屋が軒を連ね、周囲には、宇治茶独特の覆い下で栽培される茶園が広がります。宇治には、平安の風雅を引き継いだまちに、宇治茶の生業が息づく人々の暮らしを見ることができます。