
Vol.31
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「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町
1300年以上の歴史を誇る長良川鵜飼。漆黒の闇の中、篝火に照らされる鵜舟の幻想的な世界が人々を魅了する。
岐阜市域のほぼ中央を流れる清流長良川は、1,300年の歴史を誇る長良川鵜飼の舞台であり、長良川に隣接する金華山は、戦国時代に織田信長公の政治の拠点となりました。信長公は、金華山山頂に城、山麓に「地上の楽園」と称される宮殿を建設し、さらに鵜飼を保護するなどして、岐阜の地を「最高のおもてなし空間」としてまとめ上げ、武将、京都の公家、茶人、宣教師など大切な賓客をもてなしました。金華山山頂の城からの眺め、山麓の居館跡や町並み、長良川鵜飼などの「信長公のおもてなし」は、現代の岐阜市に受け継がれ、町並みのそこかしこに息づいています。