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Vol.31

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奥球磨の古社寺と祭礼、新田開発と焼酎文化

湯前町(熊本県)

東方組太鼓踊りは、源平合戦を表している人吉球磨の臼太鼓踊りの中でも勇壮な踊りで知られ、町内外で踊られる。

市房山神宮里宮神社で神楽や臼太鼓踊りといった伝統芸能・祭礼行事が行われ、「相良700年」とも形容される統治下で近隣の古社寺などとともに藩主から領民まで身分の別なく保存・継承し、現在も中学生や青年団がその役割を担っています。相良三十三観音巡りに代表される信仰も、地域住民によるお接待や巡礼者の御詠歌などの風習とともに現代まで続けられています。他方、新田開発に伴い開発された幸野溝は、地域を県内有数の農業地帯に発展させました。特に米は人吉藩の財政を潤しただけではなく、余剰米で造られる焼酎は酒器や作法、座興など酒席のあらゆる面で独自の文化を生み出しました。

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