『文化遺産の世界 社員インタビュー』
「文化遺産の世界」では、様々な知識・技術を持つ人材が活躍しています。
それぞれの社員がどのように仕事に向き合い、取り組んでいるのか、その一部をご紹介いたします。
中村祐一/調査員
- 学生時代
- 仕事にするかしないかは別として、高校生の時から、漠然と考古学を学びたいと思っていました。地元が鹿児島なので、そのまま鹿児島大学に進学しました。卒業論文のテーマは、鹿児島の弥生時代終わりごろから古墳時代にかけての土器の編年です。
- 国際文化財㈱入社からこれまでの経験
- 宮城、熊本、沖縄、神奈川、鹿児島を経て、現在は埼玉県坂戸市で調査をしています。入社以来、徐々に大きな案件を任せてもらっています。現在は坂戸の整理作業ですが、調査のときは、作業員の方を120人程雇用していました。規模・金額共に、とても大きな物件でした。
- 印象に残っている物件
- 入社1年目に経験した熊本の現場です。今の仕事の基礎となる部分を、その現場で全て学びました。工期が短い現場でとても大変でしたが、経験豊富な先輩調査員の方が多数いらっしゃって、多くを教わりました。とても思い出深いです。
- 仕事で日ごろ意識していること
- お客様の要求に応えられる成果物を残すことを大前提として、作業工期が短くなるように努めています。やり直しが出ないように、お客様に進捗状況を随時報告したり、少ない人数の作業員さんで回る仕組みを考えたりしています。
- 得意な年代
- 特にありません。なぜなら、地域によって土はもちろん出てくる土器も全く違うからです。特にこの会社に入社して、全国で仕事をするとそれを実感します。例えば、鹿児島の縄文時代の縄文土器には縄文はついておらず、貝殻紋がついています。縄目の模様は全国にあるわけではないのです。分からないことがあると、その都度本などを読んで勉強をしながら知識を身につけています。
- 最後に一言
- 文化財業界を少しでも盛り上げていきたいと思っています。 文化遺産の世界、また国際文化財株式会社を引き続きよろしくお願いします!