Vol.31
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水と踊の城下町
旧八幡町役場(昭和10年建築)の前で行われる郡上踊発祥祭。
郡上八幡市街地は近世初期に形成された山と川に囲まれた城下町であり、町の骨格が変わることなく現代に受け継がれ、建物も近世から近代まで町家建築で建てられてきました。北町地区は重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、その周辺部となる南町と併せて、かつての町割を今に伝えています。そして、近世から継承されてきた盆踊として、各町内の祭祀や由緒等に由来している郡上踊が踊り継がれています。郡上踊は毎年7月上旬から9月上旬の30夜開催され、踊屋形の周りを幾重にも輪を作り、誰でも参加できる輪踊で、国重要無形民俗文化財に指定されています。