Vol.31
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景勝の地と紀州徳川家ゆかりのいとなみが息づくまち
江戸時代から続く紀州東照宮例大祭「和歌祭」。約100人もの担ぎ手が神輿を左右に大きく揺らし、威勢のいい掛け声を響かせる。
和歌山市は、紀伊半島の北西部に位置し、豊かな海に恵まれ、特に和歌川河口に展開する干潟・砂州等からなる「和歌の浦」は風光明媚な景勝の地として、万葉の時代から人々を魅了しています。中世末にはその北方に「和歌山城」が築城され、その後、徳川頼宣が入城して以来、徳川御三家の紀州藩55万5千石の城下町として繁栄しました。徳川家ゆかりの城下町や名勝和歌の浦など固有の歴史文化遺産が各所に残り、江戸時代より続く和歌祭など、脈々と継承されている伝統的活動とともに、本市固有の歴史的風致を形成しています。