第5号

特別史跡

今回のコラム集で焦点をあてたのは「特別史跡」です。

文化財保護法により、歴史上、学術上価値の高いものとして指定された国指定史跡は、令和4年3月現在で1,869件。これに各自治体の条例によって指定された都道府県指定や市町村指定の史跡を加えると1万8千件におよびます。

『特別史跡』は、これらの中で最も価値の高いものとしてわずかに63件が指定されており、我が国の歴史文化を考える上で最も重要な文化財と言えるでしょう。

今回取り上げた吉野ヶ里遺跡、加曽利貝塚、三内丸山遺跡は、比較的最近に特別史跡として指定されており、どれも有名な遺跡で皆様もよくご存知だと思いますが、それぞれの遺跡の価値や魅力だけでなく、自治体で遺跡の調査研究や整備に向けた取り組みにご尽力された方のお話に接していただくことで、さらに遺跡への関心が深まるものと思います。

  • 小冊子として2022年3月に刊行いたしました。
  • 各特別史跡の展示内容やイベント内容、開館時間や入館料などのインフォメーションは、変更になる場合があります。