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キリシタン瓦の基礎的考察~第261回例会東南アジア考古学会例会(中四国例会)における発表より~

文化遺産の世界 編集部

2018年6月3日(日)に岡山理科大学で東南アジア考古学会中四国例会が開催された。東南アジア考古学会は、東南アジア地域を中心として、考古学を研究する研究者同士、また東南アジアを中心とした諸外国との交流を目的として1977年に設立された団体である。

 

当日のテーマは「瓦の考古学」。

 

大脇潔氏(国立文化財機構奈良文化財研究所名誉所員)の発表から始まり、昼休みのポスター発表を挟んで、午後の部へ。午後は、伊藤敬太郎(国際文化財株式会社)、亀田修一氏(岡山理科大学・半田山地理考古学研究会会長)、中村亜希子氏(国立文化財機構奈良文化財研究所)、山形眞理子氏(岡山理科大学・東南アジア考古学会副会長)が発表を行った。

 

それぞれの発表テーマは以下のとおりである。

 

「世界甍夢紀行」 大脇潔

「キリシタン瓦の基礎的考察」 伊藤敬太郎

「韓半島の瓦-百済・新羅国境地域山城の瓦-」 亀田修一

「中国の瓦―中国における瓦の出現と拡散―」 中村亜希子

「東南アジアの瓦―インドシナ半島における瓦の出現と展開―」 山形眞理子

国際文化財株式会社(「文化遺産の世界」を管理・運営)の伊藤も、午後の部で発表の機会をいただき、過去の発掘調査で出会った、キリスト教の十字架を模した、戦国時代から江戸時代初頭の花十字文瓦の考察を述べた。

 

事務局のご配慮により、伊藤の発表資料の公開許可を得たので、詳しくは、以下よりダウンロードのうえ、ご一読をお願いしたい。

 

★原稿「キリシタン瓦の基礎的考察」(PDF)はこちら

 

★スライド「キリシタン瓦の基礎的考察」(PDF)はこちら

 

公開日:2018年6月25日