コラム

◆開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏　頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族」

≪企画展概要≫

平安時代の末期から戦国時代の終わりまで、現在の宇都宮市を本拠地に400年以上にわたり活躍した宇都宮氏。
下野一宮・宇都宮明神（現二荒山神社）の神職をつとめる一方で、武芸にも優れ、「坂東一の弓矢取り」とも評されました。源頼朝の鎌倉幕府、足利尊氏の室町幕府、そして豊臣秀吉の政権下でも、重要な役割を演じた宇都宮氏を全国に残されたゆかりの文化財、国宝・国重要文化財約70点を含む240点以上の名宝をもとにその姿に迫ります。

【図録内容】

目次：プロローグ/宇都宮氏の成立
第1章　源頼朝と宇都宮氏
第2章　宇都宮氏の信仰と文化
第3章　足利尊氏と宇都宮氏
第4章　戦国時代の宇都宮氏
第5章　豊臣秀吉と宇都宮氏
エピローグ　宇都宮氏の遺産
刊行年：平29（2017）
サイズ：A4判239頁　価格：2,000円（税込）

 

◆下野の鎌倉街道 : 道を行き交う人と物

≪企画展概要≫

中世の鎌倉街道「奥大道（おくだいどう）」について最新の発掘調査の成果をもとに、行き来した人々や運ばれた品、沿道の人々の暮らしなどを紹介。国重要文化財36点を含む、考古・歴史資料約500点を展示し、奥大道の実像を探りました。

 

【図録内容】

プロローグ　鎌倉街道の成立―源頼朝と奥州合戦―
第Ⅰ章　鎌倉街道以前-古代の幹線道路・東山道―
第Ⅱ章　鎌倉街道「奥大道」-鎌倉から陸奥へ―
第Ⅲ章　下野国内の鎌倉街道「奥大道」-小山から那須へ―
第Ⅳ章　下野各地の鎌倉街道―ひろがる中世の道―
エピローグ　-鎌倉街道の終焉―

刊行年：平31（2019）

サイズ：A4判111頁　価格：1,000円（税込）

 

 

◆とちぎの山・鉾・屋台

≪企画展概要≫

平成28年12月にユネスコ無形文化遺産の代表一覧に記載された「烏山の山あげ行事」と「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」。華やかに飾り付けられた「山･鉾･屋台」の巡行に、特色あるこれらの行事について、歴史的な背景と現状、祭りを支える人、技術などを紹介。また「日光弥生祭付祭家体献備行事」、「宇都宮の天祭行事」、「とちぎの山車祭り」など栃木県内各地で行われる「山･鉾･屋台行事」についても紹介しています。

 

【図録内容】

はじめに　ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」
第一章　栃木の山・鉾・屋台
第二章　行事を支える人々
第三章　烏山の山あげ行事
第四章　鹿沼今宮神社祭の屋台行事

刊行年：平29（2017）

サイズ：A4判96頁　価格：1,000円（税込）

 

 

◆とちぎの技・匠

≪企画展概要≫

「技・巧」をテーマに、ユネスコ無形文化遺産に登録された「結城紬」と、平成28年に「建造物彩色」と併せて国の選定保存技術に認定された日光社寺文化財保存会の「建造物漆塗」を紹介。あわせて、陶磁器、木工、竹工、金工、祭礼用具、織物、染織物、諸工芸、用具の各分野で活躍する伝統工芸士の作品約250点を展示。「結城紬」「益子焼」「日光彫」「烏山和紙」など、全国に誇る伝統工芸品の魅力を再認識しました。

 

【図録内容】

はじめに 技と巧
第1章　ユネスコ無形文化遺産「結城紬」
第2章　選定保存技術「建造物漆塗・建造物彩色」
第3章　現代の名工
おわりに 技術を次の世代に伝えるために

刊行年：平成30（2018）

サイズ：A4判96頁　価格：800円（税込）